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あひるさん

あひるさん
おきにいり!
  • 不思議なアヒルさんのおかしな物語絵本
  • 3歳、4歳におすすめ

著作者情報とご利用にあたって
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不思議なアヒルさんのおかしな物語絵本


あひるさん

絵・文:ちびこママ

あるひ、ぼくは、<br>
じんじゃにいった。

あるひ、ぼくは、
じんじゃにいった。

すると、ひよこをつれた<br>
あひるさんに<br>
はなしかけられた。<br>
<br>
「ねえ、そこの やさしそうなひと。<br>
ひよこを たすけてくれないかい?」

すると、ひよこをつれた
あひるさんに
はなしかけられた。

「ねえ、そこの やさしそうなひと。
ひよこを たすけてくれないかい?」

「どうしたの?」<br>
<br>
「このこ、このきぐるみを<br>
ぬげなくて<br>
うごけないんだ。<br>
たすけてよ。」

「どうしたの?」

「このこ、このきぐるみを
ぬげなくて
うごけないんだ。
たすけてよ。」

「これって きぐるみなの?」<br>
<br>
「そうさ。きっと、<br>
わるいひとたちが<br>
いたずらをして、ひよこを<br>
なかに とじこめて<br>
しまったんだ。」<br>
<br>
ぼくは、ひよこを<br>
きぐるみから だしてあげた。<br>
ひよこは、よちよち ピヨピヨ、<br>
どこかへ さっていった。

「これって きぐるみなの?」

「そうさ。きっと、
わるいひとたちが
いたずらをして、ひよこを
なかに とじこめて
しまったんだ。」

ぼくは、ひよこを
きぐるみから だしてあげた。
ひよこは、よちよち ピヨピヨ、
どこかへ さっていった。

「ああ、よかった。<br>
おれいに、ぼくの いえへ<br>
しょうたいするよ。」<br>
<br>
「わあ!おおむかしの<br>
いえみたいだ」<br>
<br>
「そうさ。ぼくは<br>
あひるだからね。<br>
しぜんは なのさ。<br>
きんだいてきな ものは、<br>
すきじゃないんだ。」

「ああ、よかった。
おれいに、ぼくの いえへ
しょうたいするよ。」

「わあ!おおむかしの
いえみたいだ」

「そうさ。ぼくは
あひるだからね。
しぜんは なのさ。
きんだいてきな ものは、
すきじゃないんだ。」

「ゆっくりしていってよ。<br>
ぼくは、ちょっと<br>
やらなきゃ いけない<br>
ことがあるんだけど。」<br>
<br>
「なにを するの?」<br>
<br>
「パソコンを さいしんに<br>
アップデートするんだ。<br>
ふるくちゃ、ダメなのさ。<br>
ぼくは ものしりな<br>
あひるだろう?」

「ゆっくりしていってよ。
ぼくは、ちょっと
やらなきゃ いけない
ことがあるんだけど。」

「なにを するの?」

「パソコンを さいしんに
アップデートするんだ。
ふるくちゃ、ダメなのさ。
ぼくは ものしりな
あひるだろう?」

ふ~ん。ところで、<br>
さっきは じんじゃで<br>
なにをしていたの?<br>
<br>
「ともだちに こんど<br>
あかちゃんが うまれるから、<br>
おまもりをかいに。いま、<br>
たまごを あたためてるんだ。」

ふ~ん。ところで、
さっきは じんじゃで
なにをしていたの?

「ともだちに こんど
あかちゃんが うまれるから、
おまもりをかいに。いま、
たまごを あたためてるんだ。」

「・・・ぼく、<br>
もうかえらなきゃ。<br>
バイバイ。」<br>
<br>
「・・・・・」

「・・・ぼく、
もうかえらなきゃ。
バイバイ。」

「・・・・・」

おしまい

「あひるさん」の挿絵について

この絵本の挿絵は、当サイトあかえほの管理人・ちびこママの自作イラストです。

絵本の転載・二次利用はできませんが、挿絵のイラストは有料ストックイラストサイトや姉妹サイトのちびそざいで公開予定です。

あとがき

この絵本を読んで、よく分からない絵本だな・・・と思われたかも多いかもしれません。

それもそのはず。この絵本は、夫がとある年の新年、初夢で見た不思議な話をもとにして作った絵本なんです。

元の夢はもっとナンセンスでへんてこなストーリーだったと思うのですが、今となっては夫も私も内容をよく思い出すことができません(笑)

自然派で近代的なものは好きじゃないと言っているのに、パソコンを持っていて、しかも最新バージョンにアップデートするアヒルさん。

友達が卵を温めていて、もうすぐ赤ちゃんが生まれるんだって分かっているくせに、冒頭で登場したヒヨコさんがかぶっていた卵の殻はなぜか着ぐるみだと思い込んでいるアヒルさん。

そんな、矛盾していておかしなアヒルさんに呆れて、帰ってしまう「ぼく」。

本当にへんてこなストーリーですが、楽しんでいただけたら嬉しいです♪

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