パパ・ママが子供のころに読んだ!懐かしい!って絵本、ありますよね。
今でも書店で買うことができ、図書館にもたいてい置いてあるロングセラーの絵本を3冊ご紹介します♪
中には言葉が古くてちょっと読みにくい絵本もありますが、絵を見ているだけでも楽しいですよね(*^_^*)
ご参考にどうぞ!
『11ぴきのねこ』 馬場のぼる(1967年)
11匹の野良猫がいて、いつもお腹を空かせていた。
ある日、普通サイズのお魚1匹を見つける。11等分してみるも、そんなんじゃ足りるわけがない。
そこに爺さん猫が登場。曰く、山のずうっと向こうに広い湖があり、そこには怪物級の大きな魚が住んでいると。
11匹の猫たちは、いかだを作り、ドラム缶や縄も積み、大きな魚を求めて湖を目指し出発します。
何日も見つからない魚。しかしある日突然姿を現します。デカイです。
11匹の猫たちはあの手この手で大奮闘の末、見事大きな魚を仕留めました。
早く持ち帰りみんなに見せて驚かせてやろうと話し合い、それまでは絶対に食べないと誓います。
よだれが出てくるのを我慢しながら帰路につき、夜になり、夜が明けた。
魚は・・・
・・・(^ω^)
とにかく懐かしい!子供の頃は特に何も考えずに読んでいたと思います。
今読むと、結構ムチャな設定が多い絵本だな?と思いました(^^;
旅に出てから大魚を捕まえるまでの間に、食事をとる描写は一切なかったんだけど、一体どうしていたんだろう(笑)
魚が大きすぎて、なんだろう・・・ジャンプの漫画読んでる時みたいなワクワク感があるかも。「こんな奴に敵うわけないじゃん!」な敵に挑むような、あの感じ。
どう考えても無謀すぎる戦いなのに、よくぞ仕留めたなと。
しかし、これぞ絵本というもの。
見事にオチも付いていて、実に楽しい絵本です。昭和な挿絵、色使いも最高です。
『ぐりとぐらのかいすいよく』 中川李枝子 文・山脇百合子 絵 (1977年)
懐かしの定番絵本、ぐりとぐらシリーズ。
ぐりとぐらが波打ち際で遊んでいると、ビンを見つけます。
コルクの栓を抜いて中を見ると、手紙と地図と浮袋(浮き輪)が入っている。
手紙の差出人は海坊主。
「しんせつなともだちへ しんじゅ・とうだいへきてください。うみぼうずより」
ぐりとぐらは浮き輪を膨らませ、しんじゅ・とうだいへ泳いでいきます。
すると、突然海坊主が現れます。海坊主は二匹の浮き輪を掴むと、すごい速さで泳ぎ出し、あっという間にしんじゅ・とうだいに到着しました。
海坊主は、仕事道具の真珠を小さな岩穴に落として困っていて、取りに行ってくれる小さな体の友達を探していたのでした。
ぐりとぐらはは岩穴から真珠を運び出すことに成功。海坊主はお礼に、ぐりとぐらに泳ぎを教えました。
二匹は教えてもらった泳ぎをマスターし、飛ぶように早く元居た波打ち際へと帰ってきました。
懐かしい!懐かしくて幸せな気持ちになります。
この時代は浮き輪の事を「うきぶくろ」って言ってたんだね。
海坊主さん、大きな体で小さな真珠を磨くお仕事だなんて大変だね(^^;
ビンの中に手紙と地図と浮き輪を入れて、浮き輪にジャストサイズのぐりとぐらのところへバッチリ届けるなんてナイスコントロール。
ぐりとぐら、海坊主に泳ぎを見せて貰っただけで5種類の泳ぎをマスターするってなんて超人的。(人じゃないけど)
今読むと設定が結構ぶっとんでいる気がするけれど、これぞ絵本という感じ。
読んでいてワクワクします。平和でほっこりする物語ですが、ワクワクする。
そんな、懐かしの絵本です。
『だるまちゃんとかみなりちゃん』 かこさとし(1968年)
雨の日だるまちゃんが出かけると、空から浮き輪とかみなりちゃんが降ってきた。
浮き輪が木の枝に引っかかってしまい、だるまちゃんは自分の傘でどうにか取ろうと奮闘するけど失敗。
そこへ、かみなりちゃんを探しにきたかみなりどんがやってきた!
かみなりちゃんを助けてくれたお礼に、かみなりの国に招待されただるまちゃん。
プールや公園で遊んで、ご馳走を食べて、地上へと帰ってくるのでした。
可愛くて懐かしい雰囲気で好き!
かみなりの国がなんだかかなり近未来的。絵の描き込み量がグッと増えて雰囲気もガラッと変わるので、”ワクワクする素敵などこか”に来た感があります。
ただ、やはり時代を感じる絵本。今の子供たちが果たしてこの世界観や挿絵を気に入ってくれるかどうか。
内容的には未就学児向けだけど、文字数や情報量が多いページもあるので、集中力が必要かも。
でもやっぱり手元に置いておきたい、ノスタルジーを感じる1冊です。
最後に
懐かしのロングセラー絵本を3冊ご紹介しました♪
どうしても言葉の言い回しや表現方法に古さがあって、今の時代の子供たちが気に入ってくれるかは分かりませんが(^^;)
でも、ぜひ読んでもらいたい名作絵本ですよね。
ご参考まで^^
【書影について】