夏祭り、子供にとって一大イベントですよね^^
我が子は4歳で金魚すくいに初挑戦しました。結果は見事に・・・取れませんでした(^^;
でも、おまけの金魚を1匹もらってご満悦。
この1匹の金魚をめぐって、色々・・・考えさせられました。
夏祭りの雰囲気に流され、「1回だけだよ」と言ってしまった
子供が金魚を飼いたがっているのは、なんとな~く気づいていました。
とある日にショッピングモールで涼んでいたら、「エサのいらない金魚」とやらが売っていて。こういうやつです。↓
せがまれて買ったんです。水の中に入れられるとかで、家にあった適当な瓶に入れて鑑賞しています。
「金魚ちゃんにエサあげたいんだ~♪」とか言うのを、「これはお人形さんだからね~」なんて返すやりとりをしてたんですよね。
で、後日お祭りに連れて行った日のこと。
なるべく金魚すくいの屋台は目に触れないようにしていたんだけど、帰る直前に見つけてしまって。
なんでだろう・・・「1回だけだよ」って言っちゃったんです・・・。
お迎えしたものの飼い方が分からず、検索してひとまず断食を実行
子供のころ、私も金魚を飼っていました。同じように金魚すくいで貰ってきて。
当時は両親が立派な水槽を買ってくれて、最大で15匹くらい飼っていた気がします。
でも、もうウン十年も前の話なので飼い方をすっかり忘れていました。
こういうときは、とにかく検索。
こちらの記事を見て、とりあえず大きめのボウルに水を張り、3日間断食することに。
しかし・・・
断食3日目の朝、金魚は天国へと旅立った
2日目の夜には、間違いなく元気な姿を確認していました。
3日目の朝、最初に異変に気付いたのは子供。でも、理解はしていませんでした。
「金魚さんね、ぷかーってしてるよ。昨日はおててパタパターってしてたのに。」
あ・・・。
子供に、金魚さんはもう死んでしまったことを説明しました。最初は微妙な反応。でも、4歳(と言っても5歳に近い)って意外ともう、心が成長していて。
「なんで?なんで??」って涙をぽろぽろ流しながら、もっと金魚さんと遊びたかった、エサあげたりしたかったと、私に気持ちをぶつけてきました。
たぶん、詳しいことは分かってない。・・・だけど、生き物はいつか死んでしまうこと、そうなったらお別れなんだということ、「命」というものの存在を認識したようでした。
私は正直、ほっとしていた。無責任な行動を取ったことを後悔
金魚が死んでしまったのは、私の知識不足、管理不足だったと思う。
急激に暑くなり始めて熱帯夜だったのに、涼しい部屋に置くとかの対応を取らなかった。
でもそれ以前に、私はあまりに無責任でした。ちゃんと飼えるか分からない、飼える環境が整っていないのに、金魚すくいをやらせてしまった。
最悪なのは、悲しんでる子供の横で、内心ほっとしていたこと。これからどうやって飼育していこう・・・という不安から解放されて良かった、と思ってしまったのです。
ごめん。
一緒に金魚のお墓をつくって、お別れをしました。
子供は金魚ちゃんの絵本を作った
金魚が死んでから、子供は数日間、夜になるとシクシク泣いていました。
お名前もつけてあげたんです。金魚の名前を呼びながら、ありったけのぬいぐるみを布団の周りに集めて、包まれるようにして泣きながら眠りについて・・・。
本当にごめん。
子供は、金魚ちゃんの絵本を作りました。提案したのは私。
気持ちをうまく整理できないときには、とにかく紙に書いてみるのがいい、と私は思っていて、それはもしかしたら子供もそうなんじゃないかな?持論だけど。
特に何も口出しせず、自由に書かせて、1ページだけの絵本ができあがりました。

・・・親の私でも解読困難なんですが(*_*;
「きんぎょは しんでしまいました。」とか書いてあるらしい。子供は少しスッキリしたような顔をしていた気がします。
最後に

金魚すくいがきっかけで、自分の無責任さと、子供の成長に気づいたお話でした。
うちでは動物は飼えないですが、もしこれが犬とか猫とかの話だったらと思うと胃が痛くなります・・・。
金魚すくい、子供にやらせますか?金魚を連れて帰ったら飼えますか?
今回、安易にやらせて、金魚にも子供にも、とても残酷なことをしてしまったなと思っています。
せめて、今回悲しい思いをしたことがきっかけで、優しい子に育ってくれたらいいな、と願うばかりです。